Web小説の書き方

おすすめの小説投稿サイト

2008年ごろからモバゲー小説で投稿をはじめ、2022年の現在まで14年近くWeb小説投稿サイトを使ってきた私が、これからWeb小説を書き始めたいなと考えている方々に向けておすすめの小説投稿サイトを紹介します。

ちなみにモバゲー小説は2016年ごろにエブリスタってサイトに変わりました。

 

カクヨム

Webサイト上で小説を書く時、最も使いやすくておすすめのサイトです。KADOKAWAが運営するサイトですね。

カクヨム トップページ引用:カクヨム(https://kakuyomu.jp/)

 

カクヨムはショートカットキー(Ctrl+s)での保存に対応しているため、書いている途中で本文が消えてしまうという事故を極力減らすことが出来ます。

つまりメモ帳やWordなどのソフトと同じような感覚で書き溜めが可能なのです。これだけでもかなり使いやすいサイトだと言えます。

私は昔、小説家になろうで作品を書いてカクヨムなどに転載していました。でもこの保存のショートカットが使えると気づいてからは、まずカクヨムで書くようになりました。

 

更に小説家になろうの様に200文字以上書かないと保存できないってこともありません。タイトルと本文に1文字以上記入されていれば保存が可能です。

画面下部のタブで編集画面とプレビューを簡単に切り替えられるのもプラスポイントです。

 

カクヨムの投稿画面はこんな感じ↓

カクヨムの投稿画面

カクヨムの詳しい使い方は別の記事で紹介します。

使いやすさに加えて、カクヨムでは2019年からスタートした『カクヨムロイヤリティプログラム』という広告表示による収益を分配していただける制度があります。

 

つまり、作品閲覧数に応じた収益を得ることが可能なのです。

 

あまり定期更新できていませんが、私もこれまでに10万以上のカクヨムリワードを頂いています。真面目に毎日更新してれば、毎年10万以上稼ぐことも可能!

趣味で小説を書いてお金がもらえるって、夢がありますね。

 

ただしカクヨムは小説家になろうと比較すると読者が少なめで、閲覧数を稼ぐのが難しく、交換基準(保有カクヨムリワードが500以上)を満たせない方が多くいるのも事実です。

 

これから小説を書いて書籍化するぞ! という方の多くが最初にブチ当たる壁が『読まれない』という点です。自分では満足できるモノを書けたと思っても、まったく読んでもらえないんです。誰かが読めば絶対に面白いと思ってもらえる──そんな自信がある作品でも、読者がその存在を知らなければ意味が無いのです。

読まれるための導線が重要ということになります。

カクヨムは作者が他の作者を巻き込んで自主企画を開催することが可能です。読者は自分の好みの企画を探して読みに来てくれますので、需要を満たせば多くの方に読んでもらえます。コアなファンがついてくれることもあります。

この辺りのことも、後ほど記事にします!

カクヨム の評価
投稿のしやすさ 5.0
読者の多さ   3.0
収益化     4.0
読まれる導線  3.0
総合おすすめ度 5.0

 

 

小説家になろう

私が『レベル1の最強賢者』を始めて投稿し、第7回ネット小説大賞で受賞して書籍化するに至ったサイトです。運営はヒナプロジェクト。

小説家になろう トップページ引用:小説家になろう(https://syosetu.com/)

 

作者も作品数も読者数も圧倒的に多く、もっとも多くの方に読まれるチャンスのあるサイトであると言えるでしょう。

作品を更新する度に感想を書いてくださる読者の方もいて、作品を更新するモチベーションに繋がりました。読者さんのコメントや応援で、私は100万文字以上も作品を書くことができました。

そんな恩のあるサイトではありますが……。

 

正直に言って、ここのテキストエディターは使いづらいです。

 

なんでこのサイトで100万文字も書けたのか、今あらためて思うとちょっと不思議なくらいです。書いていて、戻るボタンをうっかり押してしまい数千文字文字を消したことが何度もあります。

なろうには200文字以上書かないと保存ができないという謎仕様が存在します。

 

物語を思いついて、メモがてら書き始めるのですが、200文字に達しなくてそのままブラウザを閉じてしまうと、書いていた文字は消えます。パッと思いついた素敵な文章が、この世から完全に消えてなくなるのです。

そうしたミスで私が消した文字数は3万文字を超えます。
(少なくとも3000文字を10回は消しました…)

 

また、なろうでは広告収入を作者に還元してくれるシステムはありません。

 

作品数が多いため、新着欄に載るほんのわずかな時間か、ランキング上位になって読者の目につく場所に表示される以外で読まれるための導線もほとんどありません。

ランキングに入るのもテクニックが必要です。私はアルファポリスから読者さんが移動して来てくれたことで、たまたまランキングに入ったことはありますが実力でランキングを駆け抜けたことはありません。

 

そうした点から、おすすめ度はカクヨムより低めです。
運営様、特にテキストエディターの改善をお願いします……。

小説家になろう の評価
投稿のしやすさ 1.0
読者の多さ   5.0
収益化     0.0 
読まれる導線  2.0
総合おすすめ度 2.5

 

 

アルファポリス

カクヨムより早く広告収入を作者へ還元する制度を実施していたサイトです。

アルファポリス トップページ引用:アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/)

 

トップページは少しごちゃごちゃした印象を受けますね。
ここは小説だけでなく、漫画も投稿できます。

小説家になろうと比べて小説を更新した時、新着欄に載る時間が長いのが特徴です。ただし読者数が少ないので、長い時間トップページにいても閲覧数はそれほど伸びなかったりします。

 

カクヨムなどとは違うのが『HOTランキング』というシステムです。

どんな基準でランキングポイントが加算されるのかは公開されていませんが、初心者が書いた小説が一気にランキングを駆け上っていくことがあります。これによりトップページに長時間滞在し、それで読者の方に読んでいただける機会が増加します。

HOTランキングは小説を新規投稿して1か月以内の作品が乗るランキングですので、スタートダッシュがとても重要になります。運要素も強めに出ますが、読まれる導線としては初心者の方にはおすすめできるサイトです。

 

投稿のしやすさは小説家になろうより少し良い、ぐらいなものですのでカクヨムで書いてアルファポリスに転載することを推奨します。

テキストエディターとしては、カクヨムがマジで優秀です。

アルファポリス の評価
投稿のしやすさ 3.0
読者の多さ   2.5
収益化     4.0
読まれる導線  5.0
総合おすすめ度 3.0

 

 

まとめ

2022年の現時点で、私が最もおすすめするのはカクヨムです。
カクヨムで書いて小説家になろうアルファポリスに転載するのが良いです。

これからWeb小説を投稿してみようかなって方は参考にしてみて下さい。

こんな感じで終わります。
ここに紹介したサイト以外も随時使いやすさなどをレビューします。

ではでは~。